技術情報

技術情報 細菌等の詳細

耐熱性菌数

詳細

芽胞を形成することで、熱をはじめ、乾燥、化学薬品等に対して耐性のある菌の総称です。
§1.
【芽胞形成菌について】
・芽胞菌の種類によっては食品の腐敗や食中毒症状を与える場合があります。
・発育に不適当な環境におかれると芽胞を形成。
・芽胞を一度形成すると数年、数十年も存続可能。
・発育適環境では芽胞が発芽し、栄養型菌にもどり増殖を繰り返します。
・100℃、30分の加熱でも生存する菌も存在します。

§2.
【芽胞形成菌(耐熱性菌)の分類】
・バチルス属(好気性、通性嫌気性菌):セレウス菌等
・クロストリジウム属(偏性嫌気性菌):ボツリヌス菌、ウェルシュ菌等

§3.
【検査方法】
・好気性芽胞形成菌
 検査試料原液を沸騰水中で10分間加熱後、急冷して検査に供する。
 標準寒天培地 混釈法 35℃ 48時間培養
・嫌気性芽胞形成菌
 検査試料原液を70℃で20分間加熱後、急冷して検査に供する。
 クロストリジア測定用培地 嫌気性パウチ 35℃ 24時間培養
検査項目検索
検査項目・料金