エルシニア菌
特徴
5℃以下でも増殖出来る低温細菌で、冷蔵庫内でも増殖する為注意が必要です。エルシニア菌のうち特にエルシニア エンテロコリチカ(Yersinia enterocolitica)を要因とする食中毒発生が良く発生します。この細菌は河川水・井戸水等、自然界に広く分布していますが、特に家畜などが保菌している場合が多く.汚染された牛肉などを介して感染する場合があります。この細菌の増殖速度は遅い為、はやめの飲食・調理時の十分な加熱によって完全に防止することが出来ます。また日本での豚の保菌率は13%、豚肉2~8%、ペットでは数%といわれています。
原因食品
牛乳・乳製品・牛肉・井戸水 等
食中毒症状
猛烈な腹痛と下痢・軽い発熱・発疹などを伴う場合もあります。3~7日で発症。
予防のポイント
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- 調理前は十分加熱してから食する。
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- 調理後は早めに食し、冷蔵庫内での長期保管はしない。
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- 食肉などを保存するときは他の食品と分けて、出来る限り冷蔵保管する。
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- 包丁・まな板・布巾などはよく洗い、漂白殺菌液や熱湯等を用いて十分殺菌する。
