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2006年9月発行(vol.006)

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SUNATEC e-Magazine vol.006 □■     2006/09/1(fri)
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食の安全・安心に関する情報をお伝えするサナテックのメールマガジン
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このメールマガジンは、弊センターの営業活動を通じて名刺交換させて頂いた
方やホームページにお問い合わせやお申し込みを頂いた方に食品の検査と衛生
に関する情報提供のためにお送りしております。            
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【 1 】 コラム──食品栄養に関する理想的な表示は「造る側」と
「食べる側」の情報共有

三重大学大学院 生物資源学研究科・教授 久松 眞様  

【 2 】 加工食品の栄養表示について

【 3 】 栄養表示Q&A ~よくいただくご質問

【 4 】SUNATEC残留農薬豆知識 ───── 残留農薬基準値の留意点について

【 5 】イベント情報 ―――――――――― 出展および講演、学会のお知らせ

【 6 】次号予告 ──────―――――― 気になる次号は・・・?

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∇1.コラム  食品栄養に関する理想的な表示は「造る側」と「食べる側」の情報共有
三重大学大学院 生物資源学研究科・教授 久松 眞様
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【食品栄養に関する理想的な表示は、「造る側」と「食べる側」の情報共有】
――これからの豊かな社会の新しいテーマ――

20世紀の科学は、衣食住を豊かにすることで進んできました。その結果、先進
国の庶民レベルでも食べたいものはいつでも手に入るようになってきました。
本能に近い目標が満たされたあとどうなるか、即ち、健康にどのような影響を与え
るのか?その解決法は?贅沢とも思える新たな課題が、次世代の科学でもあります。

第二次世界大戦後、豊かさを謳歌できたアメリカでは若者層に肥満が急増しました。
若者たちの健康を心配した大統領は肥満の原因調査を指示しました。そして、豊か
さを野放しすることは健康によくないという結果を1965年ごろにまとめ、「七つの
健康習慣」
1)適正な睡眠時間をとる
2)喫煙をしない
3)適性体重の維持につとめる
4)過度の飲酒をしない
5)朝食を抜かない
6)間食をしない
7)定期的な運動をする 
が提唱されました。古い方にはごく当たりまえのことが、24時間休むことなく活
動している新しい社会で生まれ育った若者に対しては、的を得たアドバイスと思わ
れます。

1940年ごろまでの日本人の平均寿命はおおよそ50歳でした。
米や芋類をたくさん食べ、魚や豆類からタンパク質をわずかにとる本来の日本食に、
良質な動物性タンパク質が少し増えてきたのが1950年代です。
このわずかな違いが、日本人の平均寿命を男女ともおおよそ10歳近く延ばしました。
確かに、1970年ごろの食事は理想的な食事バランスでした。炭水化物、タンパク質、
脂質がおおよそ65%、15%、20%で食物繊維が20gぐらいと推測されます。
しかし、日本でも高度成長時代に入り1970年代後半から若者の健康問題が取り上げ
られ、1985年に健康づくりのための食生活指針、特に肥満・糖尿病防止と高血圧予
防を国民に啓蒙するようになりました。さらに10年後には生活習慣病の概念を導入し、
経済的に豊かになった国民の健康の悪化を防止する目的で、人間としての本来の正し
い食生活内容の理解を求めるようになりました。

食事には、生命維持のため栄養補給する1次機能に加えて、生きる喜びを与える2次
機能があります。
ところで、近年のように社会環境や医療環境が非常に良くなり、昔のように伝染病に
よる死亡は激減し寿命が倍近く延びてきますと、生活要因と寿命の関係が強く意識さ
れるようになってきました。そこで病気の予防効果(3次機能)を食品に求めるように
なってきました。
1)アレルギー原因物質を除去したもの(低アレルゲン)
2)腸内環境(細菌)の改善に有効なもの
3)虫歯予防になるもの 
4)ミネラル(鉄やカルシウム)の吸収に効果的なもの
5)脂質やコレステロールの吸収を抑制するもの
6)低下した免疫機能の改善に役立つもの
7)活性酸素の働きを抑制するもの
8)血流の改善に役立つもの
9)血管壁の予防や改善に効果的なもの
10)糖尿病の予防に役立つもの
11)ホルモンバランスの乱れを補助するもの
などがあります。いろいろな効用の説明が食品包装上にも印刷されてくると思います。
消費者にとって魅了的な言葉は、誤った食事や偏った食事を促す危険性にもつながり
ます。

健康食品類は、特定保健用食品、特別用途食品、栄養機能食品に分類され、食の安
心安全を確保する立場から食品安全基本法が制定され、また食育推進会議では一般社
会人の食事に対する啓蒙活動を広げています。
高度な学習を求められる若年層、知力と体力がかみ合った働き盛りの中年層、経験
や知識を生かせる高齢層、これらの各層の人口がほぼ均等になりつつある社会構造を
むかえ、全ての人々の健康管理がこれからの豊かな社会の新しいテーマと思われます。
生物として本来の正しい生活リズムを理解したうえで、高度化した社会で仕事して、
健康も維持することは本当に難しいことです。
食欲は健康の指針でもありますので、その食事に3次機能を含んだ食品を適正にい
ただき、健康年齢いっぱい楽しく生きる食事スタイルがこれからは浸透してくると思
われます。
楽しく生きるためには、賢い食事ができなければなりません。消費者は、自分の状態
にあった自分だけのレシピを考えられるようになるのが理想的です。
現在の栄養成分表示もかなり進んできた観がありますが、表示されているデータを消
費者はどの程度まで利用するのかの調査は今後の課題と思われます。
消費者の顔が見えた食品づくりのためには、栄養表示内容と消費者のニーズが直結す
る食品開発・製造が求められるのではないでしょうか。

【著者略歴】
久松 眞 (ひさまつ まこと)
三重大学大学院 生物資源学研究科 教授 (工学博士)
同志社大学工学部・工業化学科卒業           1972年
三重大学大学院・農学研究科修士課程 農芸化学専攻修了 1975年
大阪大学大学院・工学研究科博士課程中退        1976年 
大阪大学産業科学研究所・助手             1976年
三重大学・助手・農学部                1984年
三重大学・助教授・農学部               1986年
三重大学・教授・生物資源学部             1998年

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∇2.栄養表示 ―――加工食品の栄養表示について
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本格的な高齢化社会の到来、肥満や生活習慣病の増加、国民医療費の増大などを背景
に、消費者の食を通じた健康づくりへの関心が高まると同時に、食品の栄養成分に
関しての情報が必要とされることが多くなっています。

【加工食品の栄養表示について】

▼記事詳細はコチラ
http://www.mac.or.jp/mail/060901/02.shtml

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∇3.栄養表示Q&A ~よくいただくご質問 
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栄養成分分析について、SUNATECでよくいただくご質問をご案内いたします。

▼記事詳細はコチラ
http://www.mac.or.jp/mail/060901/03.shtml
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∇4.SUNATEC残留農薬豆知識
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■残留農薬基準値の留意点について■

前回に引き続き、「食安発第1129001号‐別添の2:改正後の一般規則6及び
7に定める残留基準値の留意点」について、分かりにくい留意点を中心に解説を
させていただきます。

▼詳しい内容はここをクリック!
http://www.mac.or.jp/mail/060901/04.shtml

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∇5.イベント情報
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【1】第92回食品衛生学会学術講演会にて講演いたします!

と き:第92回学術講演会(会期:10月26日~27日)
講演日時:10月27日(金)13:15~13:30
ところ:中部大学 春日井キャンパス
A会場(A-19)
〒487-8501 愛知県春日井市松本町1200

「大量注入GC/MSを用いたポジティブリスト制対応への検討(第2報)」
多くの夾雑成分を持ち、農薬品目ごとに「溶媒抽出」「熱水抽出」の
2種類の抽出方法のいずれかが規定されている「茶」について、
大量注入GC/MSを用いた迅速分析法の検討で得られた知見を報告させて頂きます。

演者:小林 尚(食品分析開発センターSUNATEC 第2理化学検査室検査員)

▼詳細はこちら!
(社)日本食品衛生学会ホームページ
http://www.shokuhineisei.jp/

第92回食品衛生学会学術講演会プログラム
http://www.shokuhineisei.jp/meeting/92_prg.pdf

【2】食品開発展2006 へ出展・講演いたします!

食品の安全性、品質向上を目指す分析検査・衛生管理資材・製造技術展で
ある、食品開発展2006へ出展いたします。
専用ブースの出展はもちろんのこと、各種講演を行います。

と き:食品開発展2006(会期:2006年10月4日~10月6日)
◆特別プレゼンテーション◆ 2006年10月4日(水)13:10~13:30
「残留農薬一斉分析の現状と課題」

演者:菊川浩史 (食品分析開発センターSUNATEC 第2理化学検査室室長)

ところ:東京ビックサイト 受付会議棟6階

◆出展者プレゼンテーション◆ 2006年10月6日(金)11:30~11:50
「ORAC値における食品中の抗酸化力物質の評価方法の提案」

演者:佐藤孝史 (食品分析開発センターSUNATEC 第1理化学検査室室長)

ところ:東京ビックサイト 西1・2ホール付設C会場

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∇6.次号予告
次号は10月1日配信予定です
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■賞味期限設定■
消費者が、食品を購入する際に一番気になるのが食品の期限表示です。
より安全で確実な商品を届けるために、どのような検査が必要となるので
しょうか・・・次号では「賞味期限設定」についてご紹介します。

次回SUNATEC e-Magazineにご期待ください!

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◆食品安全情報◆ 【8月】
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【厚生労働省】
●清涼飲料水中のベンゼンについて(平成18年7月28日)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/07/h0728-4.html
●清涼飲料水中のベンゼンに関するQ&A(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/07/dl/h0728-4a.pdf
●輸入食品等の食品衛生法違反事例(平成18年7月~)
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/1-4/0607.html
●安全性未審査の米国産遺伝子組換え米(長粒種)の混入について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/08/h0819-1.html

【独立行政法人農畜産業振興機構】
●中国の記事から(2006年8月21日号)
記事に「上海市、化学肥料・農薬削減進める」、「農村の生態環境は人為的脅威
にさらされている」などが掲載されています。
http://alic.lin.go.jp/kokusai/china/chi060821.pdf
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※配信を中止されたい場合は、お手数ですが下記URL内の配信解除フォームをご利用下さい。

http://www.mac.or.jp/event/mail/index.htm

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運 営: 財団法人 食品分析開発センターSUNATEC
U R L : http://www.mac.or.jp
MAIL : e-magazine@mac.or.jp
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