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2006年8月発行(vol.005)

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SUNATEC e-Magazine vol.005 □■     2006/08/1(tue)
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食の安全・安心に関する情報をお伝えするサナテックのメールマガジン
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このメールマガジンは、弊センターの営業活動を通じて名刺交換させて頂いた
方やホームページにお問い合わせやお申し込みを頂いた方に食品の検査と衛生
に関する情報提供のためにお送りしております。            
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┃Contents ━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━┫
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【 1 】 コラム─────異物混入とその対応
実践女子大学 主任教授 西島 基弘様  

【 2 】 異物検査 ~異物に関する概論・検査の流れについて~

【 3 】 異物混入の防止について ~コンサルティング部門

【 4 】SUNATEC残留農薬豆知識 ───── 残留農薬基準値の留意点について

【 5 】新商品紹介 ――――――――――― SUNATECシリーズに新商品登場!

【 6 】次号予告 ──────―――――― 気になる次号は・・・?

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∇1.コラム ―――異物混入とその対応
実践女子大学 主任教授 西島 基弘様
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【異物混入とその対応】

異物混入などの食品に関する苦情(いわゆる苦情食品)は食品の製造・加工、
流通、販売などに関与している人にとって頭が痛い問題である。
異物が混入したなどの他に"いつもの製品と違って色が変だ"、"臭いがおかしい"
"カビが生えている"、"不潔ではないか"など食品に関する苦情は内容が多様である。

《苦情食品が問題となるのは理由がある》

消費者が食べようとしたとき、変なものが入っている。何かおかしいと感じる
ことがあってもそれは苦情食品とは言わない。
その食品を買ったところや製造・加工元に文句を言う。あるいは消費者センターや
保健所に届け出たときから苦情食品といわれるようになる。
この苦情食品は、しばしば消費者センターや保健所に持ち込まれ、そのうちのいく
つかは衛生研究所などに搬入されて原因を調査する場合がある。
東京都では保健所などで対応した苦情食品を公表しているが、平成11年以前は年間に
2000~2500件を推移していたが、乳業会社の黄色ブドウ球菌を原因とする大型の食中
毒事件を契機として4000件を上回った。それ以降から現在までは、やや落ち着いてき
たものの約3000件程度に高止まっている。
東京都に人口が1100万人とすると、苦情食品の3000件という数字は果たして多い件
数なのだろうか。
東京都の人口が約1千百万程度とすると、さほど多くはないような気もするが、その
数字を信じて良いのだろうか。

《学生に対するアンケート調査》

いくつかの大学の学生を対象に1000人以上に異物混入の経験があるかを調査したこと
がある。このときは加工食品と限定せずに食べるもの全てを対象としたため、必ずしも
市販食品ではなく、学校の食堂、給食なども含まれる。その結果を見ると、大概の学生
が異物混入の経験を持っていた。アンケートの対象が学生であったため、学校の食堂の
毛髪というのが多い学校もあった。その他、町の中華そばや屋の異物、加工食品を含め
て異物に遭遇した経験を持つ学生が大半であった。
また、その食品をどのようにしたのかの問いには"売ったところに苦情を言った"、
"メーカーに送った"などが大半であり、消費者センターや保健所などの公的機関に届け
出たというものはなかった。
これらのことを勘案するとアンケートの対象が学生という極限られた年齢層ではあるが、
東京都が集計した苦情の3000例は氷山の一角と考えた方が良い。
近年は精米技術が発達し、米に小石や砂利が混入することは皆無に近く、昔は米を研ぐ
と言うことは砂利などを除くことが目的の一つであったことを考えると隔世の感がある。
今ではご飯の中に砂利が入っていても苦情対象となる。

農薬を嫌う一方で野菜に虫が付いているとそれだけで捨ててしまう人も少なからずいる。
なかにはそれを苦情として持ち込む人もいるなど、本来の苦情とは見当違いのものもあ
るが、販売店やメーカーに持ち込まれる苦情を考えると、官公庁で集約した件数の何十
倍にもなるのではないかと推察している。
アンケート調査を実施した際、"もし、レストランで食事をしているときにライスから
毛髪が出てきたときには、あなたはどうしますか?"という問いをしたことがある。
その結果、「全然気にしないで、毛をとってからライス食べ続ける」が約10%、「毛を
とった後、毛の付いていた部分を大きくとりわけ、残りは食べる」が約30%、 「係の
人に取り替えてもらう」が約40%、「そんな不衛生な所には二度と行かない」が10~
15%程度であった。
ライスに毛が付着していたときの対応も実に様々な反応である。
これは苦情を持ち込まれたときに「こんな異物は大したことはない」と思うものであって
も苦情者は全く違った感情を持つ場合があることを示していると考えて良い。

《どんな場合に官公庁に届けられるのだろうか?》

官公庁にもち込まれる食品に関する苦情はある傾向が見られる。
食品に異物と思われる物が混入していた場合、大概の消費者は不愉快に思う。
"これは何だろう"、"どうして入ったのだろう"、"不衛生な環境で作ったのではないだろ
うか"などと、不必要な心配もし、その時点ですでに内心穏やかでなくなる。
最も典型的なケースは、苦情者は販売店やメーカーに持って行くかその食品をメーカー
に送る場合が多い。問題は異物等の食品を持って行った会社の窓口で、たまたま違う係の
人に声を掛けたとする。"少々お待ちください。担当者に替わります"直ちに担当者が現れ、
適切な対応をすれば話は簡単であるが、話がこじれて途中で上司を捜しにいってなかなか
戻ってこない。待たせる方に比較して待たされる方の時間は長い。
苦情者はいらだち、「もういいわ。保健所に言いつけてやる」なんていうケースも少なから
ずある。

《クレームが発生したら》

最も重要なのはクレームを起こさないことであるが、万一クレームが発生したときには
初期の対応が最も重要である。
苦情者に応対するのはあまり楽しいことではない。"一刻も早く帰ってもらいたい、解決
したい"などと感じた場合、返って処理が長引き、もめることが多い。
ともかく苦情者の意見をじっくり聞いて、何を求めているかを無理なく聞き出すことが
重要である。
先入観で聞くのではなく、苦情者は異物が何であるかを知りたいのか、それがどうして
入ったのか等、その原因が明確になれば納得する人も多い。先入観を持たずに誠実に対応
するのも必要である。
苦情電話は顔が見えないだけに、さらに誠意が要求される。
それらに対応するためには苦情者対応を社内で明確にしておく必要がある。苦情が発生し
たとき、社内の誰が対応するか、その人が居なときにはどうするかを明確にしておく。
また、苦情者が何らかの症状を訴えた場合には必ず病院に行くことをお願いする事が重
要であり"その症状は自社製品と関係がない"などと中途半端な事を言うともめる原因となる。
さらに、ゆすり、たかりなどに対処するために苦情を受ける係の電話の前には保健所、消費
者センター、警察等の所管する係の電話番号を直ぐに見えるところに記載しておくことも必
要である。
重要な事は、苦情が決着したとき、それで良しとするのではなく、必ず記録を残しておくこ
とも必要である。記録がたまると自社製品の特徴が見えてくる場合がある。それを元に対策
を事前にたてておく事をお奨めしたい。

【著者略歴】

・日本食品衛生学会 会長・日本食品化学学会 会長・食品保全研究会 副会長
・カビ毒研究連絡会 副会長・日本食品保蔵学会 評議委員
・厚生労働省 薬事・食品衛生審議会(臨時委員)添加物部会委員
・厚生労働省 薬事・食品衛生審議会(臨時委員)容器・包装部会委員
・厚生労働省 薬事・食品衛生審議会 (臨時委員)表示部会委員
・国民生活センター 技術委員    など

<著書>
・食品の安全性評価と確認(サイエンスフォーラム)
・食品添加物を正しく理解する本(工業調査会)
・食品安全学(同文書院)  など

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∇2.異物検査 ―――異物に関する概論・検査の流れについて
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消費者の食品の安全についての関心は日毎強くなっています。
食品内に原料以外の異物が確認されると、クレームに対する回答の正確性・
迅速性は、消費者の信頼を得るため最も重要な事柄の一つになりつつあります。
異物検査についてご紹介します。

【異物に関する概論・検査の流れについて】

▼記事詳細はコチラ
http://www.mac.or.jp/mail/060801/index.shtml

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∇3.異物混入の防止について ~コンサルティング部門 
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異物の混入を未然に防止する為には、混入の経路を事前に確認しておく
必要があります。
大きく分けて異物の混入の経路には次の3つが考えられます・・・

▼記事詳細はコチラ
http://www.mac.or.jp/mail/060801/02.shtml

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∇4.SUNATEC残留農薬豆知識
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■残留農薬基準値の留意点について■

前回に引き続き、「食安発第1129001号‐別添の2:改正後の一般規則6及び
7に定める残留基準値の留意点」について、分かりにくい留意点を中心に解説を
させていただきます。

▼詳しい内容はここをクリック!
http://www.mac.or.jp/mail/060801/03.shtml

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∇5.新商品紹介!
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■残留農薬一斉分析SUNATECシリーズが更に進化しました!■

ご好評いただいているSUNATECの残留農薬一斉分析がリニューアルいたしました!
是非ご案内を御一読ください!

▼詳しい内容はここをクリック!
http://www.mac.or.jp/mail/060801/04.shtml

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∇7.次号予告
次号は9月1日配信予定です
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■栄養表示■
食生活が豊かになり、食品の栄養表示への関心はますます高まりつつあります。
次号では、栄養成分分析に基づいた、栄養成分表示についてご説明いたします。

次回SUNATEC e-Magazineにご期待ください!
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◆食品安全情報◆ 【7月】
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【食品安全委員会】
● 食品安全モニターからの報告(平成18年5月分)が掲載されいています。
http://www.fsc.go.jp/monitor/1805moni-saisyuhoukoku.pdf

【厚生労働省】
●コーデックス委員会総会における食品中のカドミウムの国際基準値の検討結果
について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/07/h0710-2.html

●輸入届出における食品衛生法違反事例(平成18年7月~)
http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/1-4/0607.html

【独立行政法人農畜産業振興機構】
●中国からの記事(7月10日号)
http://alic.lin.go.jp/kokusai/china/chi060710.pdf

●中国からの記事(7月20日号)
http://alic.lin.go.jp/kokusai/china/chi060720.pdf

【食品安全委員会】
●食の安全ダイヤルに寄せられた質問等が更新されました。
http://www.fsc.go.jp/koukan/qa1508.html

【農林水産省】
●食中毒予防に役立つ情報が掲載されています。
食中毒についてー食中毒から身を守るにはー
http://www.maff.go.jp/syohi_anzen/foodpoisoning/index.html
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※配信を中止されたい場合は、お手数ですが下記URL内の配信解除フォームをご利用下さい。

http://www.mac.or.jp/event/mail/index.htm

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運 営: 財団法人 食品分析開発センターSUNATEC
U R L : http://www.mac.or.jp
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