一般財団法人 食品分析開発センター SUNATEC
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2014年、SUNATECは新しく生まれ変わります
一般財団法人食品分析開発センターSUNATEC
理事長 庄司 正
メールマガジン読者の皆様、あけましておめでとうございます。2014年もどうぞSUNATECをよろしくお願い申し上げます。

記念すべき年を迎える

さて2013年は、前年新年号で伊勢神宮の第62回式年遷宮にあたる記念すべき年と紹介しましたが、食品の安全・安心の推進にとっても記念すべき年となったようです。
 一つは、食品安全委員会が創立10周年を迎えたことでした。
 食品安全委員会では、BSE問題の発生から今日まで、様々な食品の健康影響評価がなされてきました。科学的知見や審議の内容等を情報公開によって知ることができる今日の姿は、かつて食品衛生行政に携わった関係者の一人としてまさに画期的な、そして歓迎すべきことでした。
 もう一つは、念願となっていた食品表示法が成立したことでした。
 2007年の全国的な生菓子等の偽装表示事件を受けて、食品衛生法、JAS法、健康増進法を統一した食品表示制度の創設は、地方自治体や関係団体等から強く求められてきました。あれから6年が経過し、ようやく食品表示法の制定となり、一本化された「表示基準」による適正表示への第一歩が始まりました。
 皮肉にも昨年は偽装米事件、ホテル等の食材偽装事件が発覚し、これらに対応するために、監視や罰則の強化など景品表示法の改正が議論されています。
 消費者にとって、よりいっそう食品の安全と安心(信頼)が確保されるために、法律に基づく取組みが一刻も早く進展することを期待したいものです。

そして2014年、弊財団におきましてはまさに記念すべき年を迎えます。
 1979年、財団法人として三重県知事から法人認可を受けてから35周年、また食品衛生法指定検査機関から登録検査機関となった2004年、「食品分析開発センターSUNATEC」と名称変更してから10周年を迎えます。これまで多くの皆様からご支援とご協力を賜り記念すべき年を迎えることができますことを心から感謝申し上げます。

前年新年号(常若の思想と食品の安全安心を考える)

※伊勢神宮では、昨年10月2日内宮、10月5日外宮において遷御の儀が行われ、新しい正殿に大御神様が引っ越しをされました。檜造りの新しい正殿には、全国からこれまでにない記録的な数の参拝者が訪れています。小生もお参りをしましたが、新しい神殿を見上げたとき、ほんの一瞬でしたがなんとも云えない精神の高揚、常若の気を感じることができました。

新検査棟の建設と再編整備に向けて

そしてSUNATECにとって記念すべき年となることがもう一つあります。現在のSUNATECの検査施設は、本部とATセンターの2か所に分かれていますが、2014年には、ATセンター敷地内に新検査棟を建設し、統合した最新鋭の検査施設として再編整備します。
 そのコンセプトは「誇りと絆」としています。
 SUNATECは、「信頼される分析技術とその関連サービスを通じて社会に貢献する」を基本理念としていますが、そのことをSUNATECで働く「誇り」とし、大切な三つの「絆」をさらに深めたいと思います。
(1)職員どうしのコミュニケーションを高め、SUNATECの職員として絆を深める。
(2)お客様とのコミュニケーションを高め、良きパートナーとして永続的、発展的な絆を深める。
(3)地域社会に受け入れられ、その発展に寄与することで地域との絆を深める。

施設・設備整備には、これまで以上に安全で快適な職場環境、精度の高い効率的な検査が可能な作業環境などを確保することはもちろんですが、センター内に託児所を設置し、子育て中の職員を支援できるように計画しています。
 本年は、建設されていくSUNATECの新しい施設に夢を膨らませながら日々の業務に励み、年末には本部事業の移転を速やかに終了する予定です。
 SUNATECは、まさに記念すべき2014年に新しく生まれ変わります。そこには伊勢神宮の式年遷宮のように、常若の精神に充ち溢れたエクセレントといわれるSUNATECをめざしていきます。

本年もSUNATECの推進事業につきまして、皆様のご支援とご協力をいただきますようよろしくお願い致します。

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