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キノコ談議
佐藤 元昭

はじめに

秋雨前線が通過し、一気に気温が下がると、あちこちから見慣れぬ「キノコ」 が一斉に顔を出してくる。「キノコ」について皆様はどの様なイメージを持っておられるであろうか?

マツタケやシイタケ等の美味しい食用キノコであろうか?それとも中毒事故を起こす怖い毒キノコであろうか? あるいは、おとぎの国で真っ赤な傘に白い斑点のあるキノコの周りを小人達が踊っている絵や、魔術師や祈祷師がキノコを食べて陶酔状態で「神のお告げ」を伝達する場面を思い浮かべる人もおられるかもしれない。それともまた、地中の蝉の幼虫に寄生して「冬虫夏草」として地表に出てきたり、枯木に沢山付いて夜中に光ったりする場面だろうか?

毎年秋になると、キノコ狩りに夢中になって尾根を越えて谷に入ってしまい、自分の居場所が分からなくなり遭難事故を起こしたり、誤って毒キノコを食べてしまって病院に運び込まれる中毒事故がTVや新聞で報道される。「キノコ」はなんとも魅力的で怪しげで不思議な生物である。

ここではこの不思議な生物「キノコ」の概要と「毒キノコ」について触れてみたい。

1、「キノコ」って何だ

大雑把に言えば、「植物」は水と炭酸ガスを主原料にして太陽光のエネルギーを使って自己の体を形成して生育している『独立栄養生物』である。そして、「動物」は植物や他の動物を口から食べてこれを体内に取り込み、体内で消化吸収して自己の体を形成し、エネルギー源とする『従属栄養生物』である。

一方、キノコは植物の様にクロロフィルを持たず、光合成によって体を形成することが出来ない。そのため、他の生物やその死骸を分解消化吸収して生きている『従属栄養生物』である。しかし、動物の様に摂食する口が無く消化管も無い。「キノコ」の大きな特徴は、体表面から消化液を分泌して他の生物を分解消化し、それを『栄養』として体表面から吸収する第3の生物である。

「キノコ」は、植物界、動物界に次ぐ「菌界」に属している担子菌類や子嚢菌類の仲間であり、通常は『菌糸網』の形で広大な面積に広がっている巨大生物ともいわれている。秋になって地温が下がり、降雨が続いて過湿状態になる等、菌糸の形では生育に不都合な環境条件になった時に、繁殖のために菌糸が束状に集まって特別な組織(子実体)を形成し、ここから胞子を拡散させて種の保存と繁栄を図るのであるが、この子実体を指して『キノコ』と呼ぶ。

漢字で草冠に耳で「茸」と書くのは、ヒラタケやキクラゲの様に、「耳」の形をした「草の仲間」と考えたからであろう。また、マツタケ・シイタケ・クリタケ・エノキタケ等の様に松・椎・栗・榎等の固有の樹木の名が付いているのは、その木から出てくる「木の子」としての認識からであろう。

植物は種類ごとに自己防衛の為の独自の『防衛物質』を持っていて、これを分解できるキノコだけがその植物を『餌』に出来るので、樹木の種類とキノコとは関係付けが出来ている。このためキノコ狩りの時は、その場所の樹木によって採れるキノコが決まる。松林でシイタケは採れないし、竹藪ではタケノコはあっても、マツタケは採れない。

2、キノコの種類

キノコの種類は世界で数万種類以上あるとされていて、わが国では約2500種類に名前が付けられており、未だ名前の付けられていない種類がこの倍以上あるとされている。このため、わが国には7000種類~10000種類があるのではないかとされている。このうち可食とされているものは約200種類程度であり、人工栽培が可能で市販されている食用キノコは10種類程度である。一方、有毒とされているものは約300種類で、食中毒で死亡事例のあるキノコは約20種類程度である。キノコの食用の可否は、ヒトによる長年の経験則(人体実験?)の積み上げによって成り立っており、『食べてみないとわからない』。このため、大部分の野生のキノコは「名前も毒性もわからない」ことになる。

3、キノコの分類

キノコはその生活の仕方によって大きく3種類に分けられる。

3-1、 腐生菌

枯木、落ち葉、動物の死骸等に寄生して、分解消化吸収する仲間がこれである。シイタケ・ナメコ・ヒラタケ・クリタケ・マイタケ・オチバタケ等がこの仲間であり、適切な『餌』を与えれば「飼育」可能な種類である。原木栽培や、菌床栽培等によって大量に栽培(飼育?)され、市販されている食用キノコの大部分がこの仲間である。

3-2、 菌根菌

生きている植物の根に付着・侵入などの形で寄生し、ホスト植物から光合成で作られた栄養成分を受け取り、菌糸が集めた水分やミネラルを植物に提供するとともに、菌糸が植物の根を鞘の様に包み込むことで、保湿や他の微生物の攻撃から守る作用をして『共生』しているキノコ達である。ここにも樹木と菌の固有の関係があり、赤松とマツタケ・黒松とショウロ・白樺とベニテングタケ等が有名である。また、植物の限定が緩く、多種類の植物と共生できるキノコもある。

植物の生育には厳しい、巨大な岩の上の樹木や塩水に晒される海岸の松等も菌根菌との共生によって成り立っているとされていて、海岸に砂防林として植えられる黒松等はショウロ菌を根に感染させてから植え付けると活着率が上がり、生育も早いともいわれている。

この仲間のキノコは共生する植物と一緒に栽培することが必要になり、栽培が困難である。トリュフのような高価なキノコでは、ヒッコリー等の特定の樹木に菌糸を感染させて栽培することに成功し、経済的にも成り立っている例もある。しかし、残念ながらマツタケでは長年の研究にもかかわらず未だに人工栽培が出来ていない。このため、他の菌等が繁殖しないよう特別に管理された「マツタケ山」等に発生する天然のマツタケの採取に頼っている。このため非常に高価で取引されていて、国内産だけでは需要に追い付かず、韓国・中国・アフリカなどの海外からの輸入品に頼っている。

3-3、 寄生菌

生きている樹木等にも寄生し、水分や栄養成分を奪い、その組織を生きたまま分解消化して枯死させてしまう、樹木の「病原菌」である。このため、林業や造園業者達に嫌われるキノコであり、ナラタケ(食用可)等が有名である。変わったものでは、他のキノコに寄生する「ヤグラタケ」や地中の蝉の幼虫に寄生するセミタケ(冬虫夏草)等も知られている。

菌根菌と寄生菌を合わせて『共生菌』とする例もある。

4、石炭とキノコ

菌類の中でも担子菌類と子嚢菌類は比較的新しい生物であり、恐竜が闊歩し、シダ植物を中心とした巨大植物が地球上を覆っていた数億年前に出現した新生物のようである。勿論この時代にも動物や植物の死骸を分解消化吸収する菌類はいた。しかし、巨大な植物体を支えるために、セルロースを束ねて組織を固めて強靭にする接着剤である「リグニン」を分解できる菌類は未だいなかった。このため、巨大な植物の死骸は完全に分解されずに堆積し、地殻変動などによってこれに高温・高圧がかけられて石炭になったとされている。しかし、このリグニンを分解消化できる担子菌類と子嚢菌類等の新たな生物が出現したことにより、植物の死骸は堆積することなく、完全に分解消失してしまったとされている。このため、これ以降は新たな石炭は殆ど出来なくなってしまった。キノコは、いわば「森の掃除屋」でもあったようである。

5、毒キノコ

わが国でのキノコによる食中毒は、平成25年以降では毎年20件~50件程度発生しており、食中毒患者は毎年50人~100人に達し、そしてほぼ毎年死亡事故も発生している。

かつて可食とされていたキノコから微量の有毒成分の存在が見つかったり、スギヒラタケのように腎臓障害等の持病を持っている人に特異的に中毒症状が認められたケースや、酒と一緒に摂食すると中毒になる例等が明らかとなり、「可食キノコ」から「有毒キノコ」に変更される例もある。また、日常普通に食べているシイタケやエリンギ等の食用キノコであっても、加熱不十分な場合に中毒になることがある。

5-1、肝臓・腎臓系障害

ドクツルタケ・カエンタケ・タマゴテングタケ・シャグマアミガサタケ等が 最も重篤な中毒症状を呈し、死亡例の多い危険な部類のキノコである。

特に毒性の強いドクツルタケは、『一本食べただけで死亡する』と言われる白色のキノコで、中毒症状が現れるのは比較的遅く、摂食後数時間~1日後に激しい下痢・嘔吐等の消化器系障害に襲われる。しかしこれは一時的で、一旦症状は治まるが、その間にも有毒成分のアマトキシン類の作用により肝臓や腎臓の組織破壊が進行し続け、その後1週間程度で死に至る。

カエンタケにはカサが無く、その名が示すように赤橙色の細長い指状のキノコが数本まとまって発生することから、炎が燃え上がった「火炎」に見立てたものである。このキノコは、触れただけで手指がただれ、摂食すると食道から消化器に至る粘膜がびらんし、呼吸障害も発生して死に至る。一命を取りとめても、脳障害等の後遺症が残る例もあるとのことである。有毒成分はトリコテセン類やサトラトキシン類とされている。

5-2、消化器系障害

クサウラベニタケ・ツキヨタケ・カキシメジ・ドクヤマドリ・ニガクリタケ・ネズミタケ等がこの部類である。中でも、クサウラベニタケ・ツキヨタケ・カキシメジの3種類は『食中毒御三家』に数えられるほど食中毒発生頻度が高い。

これらのキノコは、色も形も食用キノコに似ていて見分けが難しく、比較的身近なところに出てくるため中毒事故の発生頻度が高い。特にクサウラベニタケは『メイジンナカセ』との異名があるほど判別が難しく、中毒例も多い。この『御三家』で日本のきのこ中毒件数の半分以上占めるとのことである。

症状は比較的早く現れ、摂食後30分以内に腹痛・下痢・嘔吐等が始まり、数日~10日程で回復するが、大量に摂食すると稀に死に至る例もある。

5-3、自立神経系障害

カヤタケやアセタケ等がこの仲間に入れられる。カヤタケは食用キノコとされていたが、ムスカリンを含むことが判明したため、毒キノコに「格下げ」されてしまった。ムスカリンによる中毒症状として、発汗・瞳孔縮小・腹痛・下痢・血圧低下・徐脈・神経錯乱等が知られている。

カヤタケは、比較的大型で形もロート状で面白いため、筆者も見つけると採取してほぼ毎年天麩羅等にして楽しんでいる。筆者の場合は特異体質?の為か、数本程度では発症しないようであるが、毒物感受性は個人差が大きいと思われるので、決して他人に分けたりせず自己責任で楽しんで欲しい。(天然キノコは『自信の無いものは採らない、食べない、人にあげない・もらわない』が鉄則である)

5-4、中枢神経系障害

テングタケ・ベニテングタケ・ハエトリシメジ等がこの仲間である。これらのキノコに含まれる旨味成分のイボテン酸は『イボテングタケ』から発見されたものであり、イボテン酸の旨味はグルタミン酸Naの10倍以上とされ、これが脱炭酸分解したものがムシモールである。テングタケの仲間には「食べて美味しい毒キノコ」が多いので厄介である。

ベニテングタケは赤いカサに白い斑点が散らばり、魅力的な美しいキノコで、主に高原の白樺の根元に発生する「菌根菌」である。シベリア半島からアメリカ大陸・ヨーロッパ・アジア・オーストラリア等にも広く分布していて、絵本や童話等にも親しみを持って描かれる可愛いキノコの代表として人気がある。

中毒症状は比較的早く現れ、摂食後30分~90分ほどで下痢・嘔吐・発汗・眠気・幻覚・気分高揚等が現れ、数時間ほどで回復する。イボテン酸等の旨味成分を含み、毒性もテングタケより弱いため、長野県の一部地方では、塩漬けにして保存した後塩抜きをして食べるとのこと。キノコ愛好家の人達が、実際に食べて実験を行った結果では、茹でこぼし3回以内では何らかの中毒症状が出たが4回茹でこぼしてから食べた場合は中毒症状が全く認められなかったとのことである。しかし、残念ながら旨味成分は「水溶性」のためか、茹でこぼすたびに美味しさも減ってしまったそうである。

5-5、幻覚障害 

LSDと類似の幻覚作用や興奮状態を示すキノコもあり、特に、ワライタケ・オオワライタケ・ヒカゲシビレタケ等が『麻薬原料植物』に指定されていて、所持や栽培が禁止されている。有毒成分はシロシンやシロシビン等とされている。一説では、古代マヤ文明のシャーマンが宗教儀式を行う時に食べて陶酔状態になり、予言や神のお告げを述べたのはシビレタケやベニテングタケではないかとされている。特にベニテングタケは地球上に広く分布していて、毒性も比較的弱く摂食後10分~30分ほどで幻覚症状等が現れ、数時間程度で回復するので、古代のギリシャ・インド・メキシコ・中央アジア等で広く宗教行事に使われたものと思われる。また、あのバイキングは、ベニテングタケを漬けた酒を戦いの前に飲み、その興奮作用を利用したとのこと。

ベニテングタケは下痢・嘔吐・脈拍増加等の症状を伴うこともあるので、怪しげで危険なキノコであることに変わりはない。

5-6、アセトアルデヒド分解障害

酒を飲まない人には美味しいきのこであっても、飲酒の習慣のある人には恐ろしいキノコがある。ホテイシメジ(チョコタケ)・ヒトヨタケ・スギタケ・キララタケ等がこの仲間である。

代表的なホテイシメジはキノコ狩りでカラマツ林に入るとあちこちで見かけるキノコである。別名の「チョコタケ」の由来はカサが上向きに反り、酒の猪口に形が似ているとして名付けられたのだが、酒と相性が悪いとは皮肉なものである。このキノコは、沢山採れた時には乾燥して保存もできるので便利であるが、調味料にうっかり味醂を使うと悲劇が待っている。中毒症状は強度の二日酔い状態が続くことであり、肝臓でアルコールが分解されてできるアセトアルデヒドをさらに酢酸に分解する「アセトアルデヒド分解酵素」がブロックされてしまい、アセトアルデヒドの状態で長く体内に留まることにあるようである。従って、このキノコを肴に酒を飲んだり、このキノコを食べた後で酒を飲むと確実に悪酔い状態が持続してしまうし、事前に酒を飲み体内にアルコールが残っている状態でこのキノコを食べると、アセトアルデヒドの分解が停止してしまいひどい目にあうとのこと。

5-7、末端の腫脹・壊死・激痛

ドクササコがこの代表である。褐色のロート状の中型キノコであり、かつて食用とされた「カヤタケ」に酷似している。主に竹藪や笹原等に発生する「毒笹子」である。発症は非常に遅く、摂食後1日~数日後に手足の指先や鼻・耳等体の『尖端部』が紅く腫れて、焼け火箸を押付けられたような激痛が生じ、この痛みが1ヶ月以上も続く。しかし、消化器系その他の中毒症状は全く無いとのこと。また、症状が現れるのに1日~数日かかることから、発症してもキノコとの関連付けがしにくい。このため「原因不明」となり、胃洗浄などの救急処置が遅れて、重症化することが多い。悪いことに、この激痛に対して通常の鎮痛剤では効果が無く、患部を冷やした時にのみ痛みが和らぐため、冷し続けて凍傷や皮膚の剥離による二次障害を招くこともある。このキノコによる直接の死亡例はないが、1か月にも及ぶ激痛に絶えられず、精神障害に陥ったり激痛から逃げるべく自殺行為に及ぶ例まであるという、悲惨な結果を招くキノコである。

6、キノコの非食用利用

6-1、キノコの医療用利用

近年の寿命の延びに従って相対的に「癌」による死亡率が高くなり、キノコの制癌作用に注目が集まっている。中には、昔流行った『紅茶キノコ』のような怪しげなものもあるが、「カワラタケ」等、制癌剤クレスチンの原料となったものも存在する。一時、シイタケ・サルノコシカケ・ヤマブシタケ・スエヒロタケ等が「癌に効く」としてもてはやされたことがあった。これは、エルゴステロール・レンチナン・βグルカン等の免疫賦活効果に期待したものと思われ、現在も多くの企業により医薬品への応用研究の対象にされている様である。また、ワライタケ等は抗鬱病薬としての研究も進められているとのこと。

漢方等では昔から冬虫夏草(昆虫に寄生したキノコ)や霊芝(マンネンタケ)等が「不老不死・強壮作用」等の妙薬として挙げられていて、セミタケ(冬虫夏草)は中国で栽培されていて、今でも町の薬屋等で販売されているのを見かける。

6-2、宗教的利用

5-3、5-4でも触れたが、テングタケ類のムスカリン・ムシモール等やワライタケ類のシロシンやシロシビン等の幻覚作用を利用したものである。しかし、ワライタケやヒカゲシビレタケ等はLSD類似作用を伴うため、日本をはじめ米・英・蘭・豪ほか各国で「麻薬原料植物」に指定されており、所持しているだけで「麻薬取締法違反」で検挙されてしまう恐れがあるので注意が必要である。

6-3、観賞的利用

マンネンタケ(霊芝)やサルノコシカケ等は形が面白く木質で硬くて保存に 耐えるため、「飾り物」としても珍重されている。また、ベニテングタケはその色形が可愛いことから、これを模したインテリアや玩具等もあり、絵本・童話・漫画映画等に小人と共に出てくることがある。

7、おわりに

キノコは、石炭紀以降に出現した、リグニン分解能力を備えた新しい生物であり、担子菌類や子嚢菌類の繁殖用の組織(子実体)であることは冒頭に触れた。

キノコも生物である以上、これを食害する他の生物に対しての防衛手段として『自己防衛物質』を持っている。これがヒトにも作用すると、ヒトは『毒キノコ』と認識する。ヒトと言う生物は「質が悪く?」他の生物が身に備えた自己防衛物質を、切除・溶出・加熱分解等によって回避・無毒化して食べてしまう。『食用キノコ』も当然ながらこの自己防衛物質を持っているが、ヒトはこれを加熱分解することで解毒しているだけであり、これに失敗すると中毒になってしまう。このため、食用とされている、マツタケ・シイタケ・エリンギ・ナメコ等も、加熱不十分な状態で食べると下痢・嘔吐・腹痛等の中毒を起こすことがあるので、十分な加熱調理が必要である。生食が可能なキノコは、サラダ文化の西洋で長年かけて選別された『ツクリタケ(マッシュルーム)』だけである。

ここでは、キノコの概要と毒キノコについて述べてきた。毒キノコを十分に理解しておけば、キノコによる中毒事故に遭う可能性は大幅に軽減され、キノコを楽しむことが出来るであろう。

 

本稿が、秋の野外での行楽や食の楽しみの一助になれば幸いである。また、 長引いた新型コロナウイルス蔓延による諸影響に悩まされた方々や、各地で発生した気象災害等の被災者の方々に対し、せめて一時でも、心の安らぎの一助になれば望外の幸いである。

 

なお、本駄稿を書くにあたり、下記の書物等を参考にさせていただいた。 キノコにご興味をお持ちの方は是非一度ご覧いただくことをお薦めする。

 

 
参考資料
  • キノコの教え (小川 眞) 岩波新書
  • きのこの話 (新井 文彦) 筑摩書房
  • きのこ検定公式テキスト (ホクトきのこ総合研究所監修) 実業の日本社
  • 日本のきのこ (今関・大谷・本郷) 山と渓谷社
  • 原色日本菌類図鑑 (今関・本郷) 保育社
  • きのこ図鑑 (本郷次雄) 家の光協会
略歴

東京農工大学大学院農学研究科植物防疫学専攻修士課程修了、(1969~2001)昭和電工(株)、この間ジーエルサイエンス(株)、(財)雑賀技術研究所、和歌山大学等出向・兼務、(2001~2016)(株)アジア食品安全研究センター、青島誠誉食品検測有限公司、(2016~2020)(株)ファスマック

農薬学会終身会員、残留農薬分析研究会顧問、食品衛生学会会員、自然保護協会自然観察指導員、現在:八ヶ岳南麓に在住し各種自然保護団体に参加

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