(一財)食品分析開発センター SUNATEC
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新年を迎えて「絆と誇り」
一般財団法人 食品分析開発センターSUNATEC
理事長 西中 隆道

あけましておめでとうございます。
 日頃よりSUNATEC e-Magazine(サナテック イーマガジン)をご愛読賜わり、心からお礼を申し上げます。新しき年の初めを迎え、弊財団理事長として一言、ご挨拶をさせていただきます。
 私は昨年6月に理事長として就任しました。みなさまには初めてのご挨拶となりますので、弊財団の沿革について改めてご紹介させていただきたいと思います。
 SUNATECは1979年に故山崎長年氏の遺産を基金として、三重県より「財団法人」設立の認可をいただき、「財団法人三重食品分析開発センター」を創設しました。2004年7月には「財団法人食品分析開発センターSUNATEC」に名称変更し、食品衛生法に基づく登録検査機関として厚生労働省から登録を受けています。2012年4月には公益法人制度改革関連法により、「一般財団法人食品分析開発センターSUNATEC」に移行し、公益目的事業の推進にも積極的に取り組むことにしました。そして、2014年11月には新検査棟を設け、業務の効率化や検査精度の向上に努めることで検査サービスの刷新を図っています。
  SUNATECには「信頼される分析技術とその関連サービスを通じて社会に貢献する」という基本理念があり、そのコンセプトは「絆と誇り」です。職員一人ひとりが快適で安心して働ける職場環境づくりに取り組むことは、職員間の「絆」を強めることにも繋がるものと確信しています。SUNATECは物の販売や製造をする組織ではありません。食品分析という技術をみなさまに提供させていただく組織でありますから、職員一人ひとりの技術の蓄積はSUNATECの財産であり、それをみなさまに認めていただければ、信頼という意味での「誇り」を持つことができます。
 現在、SUNATECには職員全体の7割を超える女性職員が活躍していますが、もし結婚や出産、育児や介護などで退職してしまえば、「技術力」という財産を失うこととなり、結果的にはみなさまの信頼を失墜させることにも繋がってしまうと考えます。そこで、SUNATECでは「絆と誇り」を強めるために、これまでの「ライフステージに応じた働き方ができる人事制度」等のいくつかの取り組みに加え、2015年1月からは、事業施設内に託児所を開設し、仕事と家庭生活の両立支援の取り組みを開始しています。全職員が遣り甲斐と生き甲斐を持って長く働いていくためにはどうすべきなのかを常に考えながら取り組んでいます。2016年11月には、その取り組みが評価され、平成28年度「男女がいきいきと働いている企業」として三重県知事表彰である「グッドプラクティス」を受賞しました。私たちは、これからも職員一人ひとりの感性や経験を生かした能力開発と、全職員がいきいき働くことのできる職場づくりの推進に努めて参ります。
 SUNATECの敷地内には、シンボルツリーとして1本の「山法師の木」が植えられていますが、これは2014年に新棟が完成した記念として植えられたものです。山法師には「友情」という花言葉があります。これからも「友情」という人と人との繋がりを「絆」という力に変えて大切に育てていきます。そして、今年もSUNATECは、職員一人ひとりが全力で社会の発展のために貢献できるよう努力する所存です。
 最後になりましたが、今年がみなさまにとって希望に満ちた一年となりますよう、心よりお祈り申し上げますとともに、本年も食品分析開発センターSUNATECをどうかよろしくお願い致します。

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