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![]() アミノ酸について
![]() 一般財団法人 食品分析開発センターSUNATEC
第一理化学検査室 アミノ酸とはアミノ酸とは「たんぱく質」を構成している成分であり、化学的にはアミノ基(-NH2)とカルボキシル基(-COOH)が同じ炭素原子(C)に結合している化合物のことである。 アミノ酸の種類たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸の中で、9種類は私たちを含め動物の生体内では合成できず、食物として摂取する必要がある。これら9種類のアミノ酸は「必須アミノ酸」と呼ばれている。それに対し、糖質や脂質等から体内で合成できる11種類のアミノ酸は「非必須アミノ酸」と呼ばれている。 表1 必須アミノ酸と非必須アミノ酸
アミノ酸の呈味性 アミノ酸は、生命活動に必須の重要な栄養成分であると共に、食品の「味」を決める重要な要素であることも知られている。 アミノ酸の分析法食品中のアミノ酸を分析する方法として、現在では様々な分析方法が報告されているが、その中の主要な方法の一つとして、アミノ酸自動分析計を用いた一斉分析法が有用な分析方法の一つである。 ![]() 図1 主要なアミノ酸の分析クロマトグラム おわりに アミノ酸は生命活動に必要不可欠である重要な栄養素であり、様々な呈味性を示すといった、多くの特徴を併せ持つ有用な成分である。
また現在では食品以外にも、医薬品や化粧品といった、その機能的性質にも注目されており、今後も幅広い分野においてアミノ酸の利用が拡大していくと考えられる。 サナテックメールマガジンへのご意見・ご感想を〈e-magazine@mac.or.jp〉までお寄せください。 |
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