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![]() 新年の願いを港町から
![]() 北海道大学大学院 水産科学研究院
一色 賢司 函館は、港町である。強い風が吹き付けることがある。昔から、大火に苦しんできた。函館の大学に職を得て6年が過ぎた。多くの方々のご支援をいただいて食品の学会を2回開催することができた。2回ともに滅多に来ない台風に意地悪をされながらも、全国からの参集者に来て良かったと喜んでいただいた。写真は日本食品衛生学会終了直後の、台風一過の函館山からの夜景と、日本食品化学学会の会場となった明治12年創業のレストラン五島軒である。函館は食品の勉強をするのに適した町であると思われる。
5.8 製品回収手順管理者は、あらゆる食品の安全性を脅かす危害要因を対象とし、市場から目的とするロットの最終製品を完全かつ迅速に回収できる効果的な手順を確保すべきである。緊急対応を要する健康被害の原因食品として回収される場合は、同じ条件で生産された他の製品及び同じ公衆衛生上の危害が存在するかもしれない他の製品について安全性を評価し回収することが必要となる。広く警告を行うことを考慮しなければならない。回収された製品は、それらを破壊、ヒトの消費以外の目的のために使用、ヒトの消費にとって安全であることを確認又はそれらの安全性を確保するために再加工されるまで管理下に置かれなければならない。 火事を出さない対策と出てしまったと仮定した避難訓練が大事なように、不良食品を出さない対策と出してしまったと仮定した製品回収(リコール)の訓練が大事である。不良食品を出してしまって、食品衛生法による回収命令を受ける前に、自主回収を行うことへの準備も必要である。準備もなく、訓練もなく、責任感もない、これでは消費者への迷惑を増やすことになってしまうのではないだろうか。 サナテックメールマガジンへのご意見・ご感想を〈e-magazine@mac.or.jp〉までお寄せください。 |
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