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SUNATECセミナー報告

演題

最近の食中毒発生状況(事例に学ぶリスクとのつきあい方)

ご氏名

渡邉 聡

要旨

最近の食中毒発生状況は、以前のそれとはかなり異なる傾向を見せています。
ここ十数年、発生件数はほぼ横ばいで推移していますが、上位に占める病因物質の顔ぶれが大きく様変わりしています。以前は腸炎ビブリオやサルモネラが上位を占めていましたが、今ではノロウイルス、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌が取って代わっています。これは何を意味しているのでしょう。食生活の変化、グルメ番組の影響、学術や検査法の進歩などその要因は一つではなさそうです。
 残念なことに食品には少なからずリスク(食中毒発生の可能性)が存在しています。人は食品を摂取しなければ生きていけず、好むと好まざるとに関わらず食品に潜むリスクとつきあわなくてはなりません。
つきあいの基本は相手に関心を持ち、よく知ろうとすることです。過去の事例から、食中毒発生件数の上位を占める相手に関心を持ち、その正体と発生の要因を知り、上手なつきあい方を学びましょう。
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