日本国内ではビタミンは長く薬品として分類され、欠乏症などのときに飲むものとされていました。その後の規制緩和で医薬部外品や食品(サプリメント)に区分され、コンビニエンスストアでも販売されるようになり、身近なものになってきたといえます。
ビタミンを紹介する場合,『ビタミンとは』で始まる事がよくあります。これは,ビタミンは身近でありながら、実はよく知られていないからだといえます。では,ビタミンとはいったい何なのでしょうか。大学等の教科書で言われているビタミンの定義は『微量で動物の栄養を支配し正常な生理機能を調節し、完全な物質代謝をなせる有機化合物で、ヒトの体内では生成されず、それ自体としてはエネルギー源にならない必須栄養物質』(食品化学 朝倉書店)とされています。簡単に言うと、体内で合成できない微量必須有機化合物です。これらを総称してビタミンと呼んでいます。 |