養殖魚の種類といえば、ブリ(ハマチ)、マダイ。このようにお答えになる方が多いのではないでしょうか。ブリの生産量のうちの約75%、マダイは約84%が養殖魚なのです。近年は、先述のように多くの魚種が養殖されるようになってきています。養殖は季節や天候に関わらず、魚を出荷できる利点があります。また回転寿司のメニューでも分かりますが、多様な種類の魚があると、いろいろな味を楽しむことが出来ます。またクロマグロなど天然海域の魚の資源保護のため漁獲規制などが行われている種類もあることから、日本人の多様な魚食のニーズに合わせるため、稚魚を生産する施設や養殖業者が試行錯誤を繰り返し、養殖できる魚種を現在でもどんどん増やしていこうとしています。養殖漁業はまだ新しく、発展を続けている漁業なのです。 |