消費者庁が新たに設置されても現実的にはスタッフは旧所管省庁からの出向者で占められるため、大きな混乱は生じないかもしれないが、逆に、大きな変化も望めないようでは困る。一方、同じく新設される消費者委員会は、強い権限を行使して監視役を務めていくかもしれない。
消費者の視点に立って消費者行政を考えると、事業者は悪いことをするものだととらえられがちで、如何に規制するかということになるのかもしれない。しかし、規制が過剰になれば、事業者のみならず消費者にも不利益をもたらすことも考えられる。一部には悪徳業者がいるであろうが、消費者と事業者がともに納得できるマーケットが形成されるのがベストでる。そのための消費者庁創設であってほしい。
なお、消費者庁については具体的な情報がなかなか入手できないため、誤った解釈になっている部分があるかもしれない。ご指摘いただければ幸いである。
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