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官能評価パネリスト選定スクリーニング(5味)実施例
1.選定方法
5味識別テストを採用する。
5味(甘味・酸味・塩味・苦味・旨味)溶液を準備し、当てはまる味を被験者に回答させる。
1)5味(甘味・塩味・苦味・酸味・旨味)溶液の調製
イオン交換水または蒸留水を用いて、各味の溶液を調製する。
各味の溶液の組成及び濃度を表-1に示す。
滅菌の必要はない。
表-1 5味溶液の組成及び濃度
味の種類 呈味物質 本試験用
(w/w)%
トレーニング用
(w/w)%
甘味 スクロース 0.4 0.8
酸味 酒石酸 0.005 0.01
塩味 塩化ナトリウム 0.13 0.26
苦味 カフェイン 0.025 0.05
旨味 グルタミン酸ナトリウム 0.05 0.1
味の記憶のためのトレーニングは、『トレーニング用(w/w)%』の濃度で行う。
2)実施手順
(1) 官能検査実施前に、各味の溶液を室温に戻す。
(2) 各味の溶液を1個ずつ及びイオン交換水または蒸留水2個の合計7個を準備し、
これらを試験液とする。
(3)

試験液に記号をつける。
(但し、記号の効果・順序の効果などの影響が出ないように、ランダムに記号付けすること)

(4)

各被験者に対して、プラスチック製のコップ7個及び口をすすぐためのイオン
交換水又は蒸留水を適量準備する。

(5) 7種類の試験液を別々のコップに必要量採取し、被験者に味を識別させ、回答用紙に記入させる。
  注意;味の記憶のためのトレーニングは、本試験の前に実施する。
3)判定
  全ての味を識別できた被験者のみ、適合と判定する。
4)注意事項
(1) スクリーニングを行なう環境は、周囲の影響を極力受けないようにする。
(2) 試験液を入れる容器は、嗅覚、視覚、味覚などに影響を及ぼさないものとする。
(推奨:無地プラスチックコップ)
(3) 個人情報の扱いに注意する。
<回答用紙>
7つの試験液から、5味と無味にあてはまると思われる試験液の番号を記入してください。

(注意)

どの味が、いくつ入っているかは不明です。
例えば、甘みが3試験液、塩味が4試験液という可能性もあります。

一人で判断して下さい。他の人と相談しないで下さい。
回答者 :
味の種類 あてはまる試験液の番号
甘味  
塩味  
苦味  
酸味  
旨味  
無味  

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