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2009年度 新年挨拶
平成21年度の年頭にあたり、謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 輝かしい新年をむかえ、メールマガジンの読者の皆様のご健康とご多幸を心よりお慶び申し上げます。
  昨年を振り返りますと、食品業界のみならず社会全般、燃料価格や原材料価格の高騰により企業収益に大きな影響を与える一方で、景気減退により個人消費が伸び悩むなど、非常に厳しい経営環境にありました。この様な環境は、昨年末より顕著になり本年は一段と厳しい経営環境になると予測されます。食に関しては農薬混入事件、汚染米、メラミン混入など一昨年以上の事件や事故が連続して起こり、食に対する安全が相変わらず脅かされる年でもありました。
 SUNATECでは、このような事件・事故に対する安全の担保や健康被害を未然に防止する為に、少しでも皆様方のお役に立てるよう正確で迅速な検査対応を実施して参りましたが、一層の信頼を得るため、正確な検査の基盤となる検査所品質のISOであるISO17025を年明け早々に取得し、検査を行ってまいりました。また、昨秋に発生しましたメラミン混入事件に対しては食品衛生法の登録検査機関としていち早く検査体制を整え皆様の要望にお答えしてまいりました。
 本年は、メールマガジンも創刊4年目を向かえることとなりますが、これは一重に皆様方のご購読、並びに諸先生方の貴重なコラム執筆によるものと深く感謝しております。また、SUNATECにとっては設立30周年を迎える節目の年でもあり、これまで以上にお客様・ご依頼者様起点で、食に求められる価値である「安全・安心・健康・おいしさ」の向上をご支援できるよう検査・サービスに努めてまいりたいと存じますと供に、メールマガジンにおきましては、読者の皆様方にお役に立てる情報を、より早く正確にお伝えする事を心がけることはもとより、読者のご質問にも十分答えさせて頂けるよう努力して参る所存であります。
 世の中確かに景気厳しい状況になってゆくものとは思いますが、円高によるメリットも出てくるのではないかと思います。特に、食品においては、60%以上が輸入であると言う事を考えれば、食品は安く輸入出来るというメリットも当然あると思われます。「ピンチの裏にはチャンスあり」でこの厳しい状況を克服していけるのではないでしょうか。
 今年こそ、食品の安全・安心で世間を騒がせることの無いよう倫理、コンプライアンス、保証をもう一度基本から見直して取り組んで「変」の年ではなく「変換」の年に出来るよう願っております。
 心より、本年が皆様にとって最良の年でありますことを祈念してご挨拶とさせて頂きます。
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