食材25g(25ml)を滅菌リン酸緩衝生理食塩水や滅菌生理食塩水などを用いて10倍希釈原液を調製し、必要に応じてさらに10倍段階希釈液を調製します。これらをNGKG寒天培地やMYP寒天培地、PEMBA寒天培地などに塗抹後、32℃で48時間培養します。
培養後、Bacillus.cereus様集落として疑われる集落(マンニット非分解、レシチナーゼ陽性、ワックス状の粗造で湿潤な灰色〜暗灰色の集落)を無菌的に釣菌し、普通寒天培地などを用いて純培養を行います。
純培養後の菌体について、グラム染色法による形態観察(グラム陽性有芽胞桿菌)並びにカタラーゼ産生能試験、VP試験、嫌気性条件下での発育能及びpH5.7での発育能に関する生化学的性状試験の結果が陽性であった場合、Bacillus.cereusと判定することが出来ます。 |