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「第8版食品添加物公定書 今春施行へ」
食品添加物の成分規格などが記載されている食品添加物公定書が今年3月ごろには第8版が公布される見込みとなりました。

現在の第7版食品添加物公定書は平成11年に公布され運用されていますが、平成15年より改正のための検討会が作られ、規格基準の設定、改正、新たな試験方法などを検討してきました。そして何度かやり取りが行われましたが、昨年11月に最終案が薬事・食品衛生審議会をとおり、12月21日には食品安全委員会で評価され、その結果が厚生労働省に即日送られました。

現在、厚生労働省は国内のパブリックコメント(1月29日まで)とWTO通報(2月19日まで)を行っており、これらの意見で特に問題なければ本年3月ごろに第8版食品添加物公定書が公布されます。
改正の概要

1)「既存添加物」61品目、「一般飲食物添加物」1品目の成分規格設定
2)第7版以降の新規指定、又は使用基準が改正された添加物の収載
3)試験法を最新知見にあわせる
4)物質の同定法として赤外吸収スペクトルを基本的に採用する
5)成分規格等の国際的な整合化
6)化学名、構造式等の記載の改良

・既存添加物で第8版食品添加物公定書に新規に収載される主なもの
 酵素分解レシチン、シクロデキストリン、タウリン、タマリンドシードガム、納豆菌ガム、
 微小繊維状セルロース、ヘム鉄、リゾチームなど

・第172回食品安全委員会
 http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai172/index.html
・食品添加物公定書の改正
 http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai172/dai172kai-siryou3.pdf

・パブリックコメント
 http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495060148&OBJCD=100495&GROUP

・WTO通報
 http://www5.jetro.go.jp/jet-bin/pro1.cgi/report.html?3+30+4580a42e5da17

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