現在の第7版食品添加物公定書は平成11年に公布され運用されていますが、平成15年より改正のための検討会が作られ、規格基準の設定、改正、新たな試験方法などを検討してきました。そして何度かやり取りが行われましたが、昨年11月に最終案が薬事・食品衛生審議会をとおり、12月21日には食品安全委員会で評価され、その結果が厚生労働省に即日送られました。
1)「既存添加物」61品目、「一般飲食物添加物」1品目の成分規格設定 2)第7版以降の新規指定、又は使用基準が改正された添加物の収載 3)試験法を最新知見にあわせる 4)物質の同定法として赤外吸収スペクトルを基本的に採用する 5)成分規格等の国際的な整合化 6)化学名、構造式等の記載の改良
・既存添加物で第8版食品添加物公定書に新規に収載される主なもの 酵素分解レシチン、シクロデキストリン、タウリン、タマリンドシードガム、納豆菌ガム、 微小繊維状セルロース、ヘム鉄、リゾチームなど
・第172回食品安全委員会 http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai172/index.html ・食品添加物公定書の改正 http://www.fsc.go.jp/iinkai/i-dai172/dai172kai-siryou3.pdf
・パブリックコメント http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=495060148&OBJCD=100495&GROUP
・WTO通報 http://www5.jetro.go.jp/jet-bin/pro1.cgi/report.html?3+30+4580a42e5da17
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