昨年も消費者の食品に対する不安は払拭できず、年末には必ずしも食品が関与していないもののノロウイルスなどによりますます食品に対する不安が増長された感があります。食に関連する人達は、消費者が不安に思う内容が微生物や化学物質にかかわらず、消費者に正しい情報を伝えることが、強いては風評被害を防ぐことにも繋がることになるのではないでしょうか。「消費者が安全な食べ物を安心して食べられるように」と言うことは当たり前の話ですが、実際には難しいテーマです。消費者に食品の安全性は確保されていると声高に話をしても不安は払拭されません。
消費者に対して最も必要なことは、食品衛生法の違反をしないということです。食品衛生法違反をすると、違反内容が報道されます。マスコミはどうしても報道内容が消費者に興味を持ってもらおうと大胆に、かつ簡潔に報道します。
食品の安全性を確保するために、最も重要なことは食品メーカー、その製品を取り扱う流通、販売に関与する全ての人が、責任を持って安全性を守るために連携することが必要と思います。そのいずれかの意識が欠落すると取り返しのつかないことになりかねません。 |