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異物の発生件数統計の例を表-2に示しました。食品の種類によりますが、全体的な傾向として虫、金属、鉱物、ヒト、樹脂に由来する異物が多いことがわかります。 |
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表-2 異物の種類別発生件数 |
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種類 |
由来 |
発生件数 |
動物性異物 |
ヒト |
155 |
虫 |
593 |
その他 |
61 |
植物性異物 |
植物 |
41 |
微生物 |
74 |
その他 |
38 |
鉱物性異物 |
金属 |
363 |
鉱物 |
194 |
樹脂 |
137 |
その他の異物 |
*** |
200 |
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参考資料:「最新の異物混入防止技術 食品・薬品の混入異物対策(増補改訂版)」 |
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【異物検査の重要性】

人の健康を損なう原因となりうる異物が食品中に混在していた場合、「食品衛生法違反」となり法的な処罰はもちろんのこと、異物混入が原因で当該商品を含めた全ての商品価値を損ねるだけでなく、引いては企業イメージダウンに繋がるおそれがあります。
したがって、食品・食物を製造・加工・流通・販売・サービス等を行う業者は、各工程において常に異物混入防止に目を光らせておく必要があり、異物の混入が確認された場合は速やかな対応が要求されます。
最適な分析による異物の特定は、再発防止やクレーム対応には欠かせません。また、トラブル発生時の原因特定を速やかに実施するためにも、製造・加工工程で使用される各種原材料、器具・部品に関してライブラリーの作成をお薦めします。 |
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