【緊急時における蓄水産食品中の
新たな残留物質に関する検査法迅速作成ガイドラインの概要】 |
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(食品衛生研究 vol.26,No.4(2006) p12より) |
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食品ごとに基準値(ない場合は想定される定量下限)濃度を添加し、測定結果から、以下のパラメータを推定する。
○選択性:無添加試料で定量妨害するピークがないか、あっても基準値相当量の1/5〜1/10以下。
○真度(回収率):添加試料で測定する。LC/MSのように食品により回収率の変動が大きい場合は、標準添加法あるいは安定同位体を用いる内標準法を使用して求める。
○精度(並行再現性):添加試料で測定する。
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回収率・精度の目標値 (コーデックス委員会の値を参考にした) |
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濃度(ppm) |
試行回数 |
回収率(%) |
並行再現性(RSD%) |
室内再現性(RSD%) |
〜0.001 |
5 |
50〜120 |
30> |
35> |
0.001〜0.01 |
5 |
60〜120 |
25> |
30> |
0.01〜0.1 |
5 |
70〜110 |
15> |
20> |
0.1〜 |
5 |
80〜110 |
10> |
15> |
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○確認法:3つの条件で標準品と保持時間やスペクトルを比較する。 |