2023年に「健康日本21(第三次)」が公表され、人々がより健康的な食生活を送れるように、健康・栄養政策と連携した食環境の整備が進められています。諸外国では、WHOやコーデックス委員会のガイドライン等の健康・栄養政策を踏まえ、「包装前面栄養表示」の取り組みが始まっています。
日本でも、消費者が適切に食品を選択し、自然に健康になれるための取り組みとして、栄養成分の包装前面への表示が「日本版包装前面栄養表示に関する検討会」で検討されており、すでに、自主的な取り組みとして「包装前面栄養表示」を採用している先進的な食品関連事業者もあります。また、食品の栄養価を総合的に、共通の基準で判断するための評価方法の開発も進められています。
そこで本セミナーでは、3名の有識者をお迎えし、包装前面栄養表示の検討の状況と、開発が進められている栄養価の評価方法の動向や食品関連事業者の実際の取組み事例を紹介することで、参加者のみなさまの食環境の整備に向けた取り組みの一助としていただきたいと考えております。